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断熱改修はどこからやるべき?ヒートショック対策は「水まわり+導線」から|断熱改修 #2

「どこから断熱改修をやるべき?」と聞かれることがよくあります。

そのとき前提が、「ヒートショックを減らしたい・なくしたい」であれば、答えはハッキリしています。

一番長くいる部屋を先に暖かくするよりも、温度差が生まれる場所と、その移動の導線から整えるのが最優先です。

 

結論:脱衣所・浴室(+トイレ)を最優先にする

ヒートショックは、

暖かい場所 → 寒い場所への急な温度差

で起きやすいと言われます。

つまり、対策の近道は「水まわり」から。

リビングが快適でも、脱衣所や浴室が冷えたままだと、移動のたびに体に負担がかかります。

断熱改修は「暖かい部屋を作る」だけではなく、家の中の温度差を減らすことが大切です。

 

水まわりが寒い“あるある”原因(お風呂・キッチン共通)

水まわりの寒さは、断熱材が足りないだけでなく、「窓・すき間・換気・足元」が重なって起きていることが多いです。

特に足元は、冷えが輻射で体温を奪いやすく、体感が一気に落ちます。

よくある原因は、この4つです。

・窓(開口部)が弱い:小さくても冷えに効く(北側・勝手口も同じ)

・すき間(漏気)がある:暖めた空気が逃げ、冷気が入る

・換気が冷気を呼ぶ:排気が強い場所ほど体感が落ちやすい

・足元が冷える:床下の冷え・気流でキッチンが負ける

 

優先順位:まず開口部、次に足元、そして「導線」の冷気を止める

同じ予算でも、効果が出やすい順に整えると、温度差が減りやすくなります。

① 脱衣所・浴室(ヒートショック対策の中心)

脱衣所と浴室は、家の中でも温度差が出やすい場所です。
まずは、開口部(窓)と暖気の入り方から整えます。

・脱衣所の窓/浴室の開口部(窓)の対策
・脱衣所・浴室に確実に暖気を入れる工夫(浴室暖房など)
・換気は「止める」より、冷えにくい回し方へ(家の状況・住まい方に合わせて)

 

② キッチン(水まわり冷えの代表)

キッチンは、勝手口や窓、換気の影響を受けやすく、冷えが強く出やすい場所です。

・勝手口・キッチン窓(ここが一番効きやすい)
・床の冷え対策(床下断熱+気流止めがポイント)
・換気扇運用と給気の流れ(冷気が来るルートを変える)

 

③ 廊下・玄関(導線の温度差を減らす)

水まわりを整えても、廊下・玄関が冷えると温度差が残ります。
ヒートショック対策は「水まわり+導線」で完成します。

 

まとめ:ヒートショック対策は「水まわり+導線」をセットで考える

断熱改修の順番は家ごとに微調整が必要ですが、ヒートショックを減らしたいなら、

脱衣所・浴室(+トイレ)→ キッチン → 廊下・玄関

この順で「温度差」をつぶしていくのが基本です。


寒いところをただ暖めるのではなく、家の中の温度ムラを減らすのがゴールになります。

✅ ワンポイント(今日からできる30秒)

やること: 「ヒートショック導線」を1本書き出す(例:リビング→廊下→脱衣所)
理由: 温度差が生まれる場所=優先順位が一瞬で見えます

✅ 失敗しない確認(たった1つ)

確認: 「一番使う部屋」だけを先に良くしすぎない
なぜ: ヒートショックは、滞在時間が短い「寒い場所」で起きやすいからです

✅ 次回予告(シリーズ)

断熱改修 #3:内窓で変わらない家の理由(すき間と気流)


— 「窓を良くしたのに寒い…」が起きる盲点を整理します。